ダイレクト ブリッジ

ダイレクトブリッジは口の中でブリッジを造形する革新的な治療です。

インプラントのように骨に影響を及ぼす心配がありません。

 

ダイレクトブリッジは特殊な高強度コンポジットレジンを使用し、隣の歯に接着させるブリッジです。

隣の歯を大きく削らずにブリッジを入れることができます。

インプラントのように骨に穴を開けません。

ブリッジを口の中で作ってしまうので、治療回数が非常に少ないです。

治療前に近い状態に戻すことが可能で、他の治療に変更することも可能です。

利点

・インプラントを使わない

・インプラントのように骨に穴をあけない

・隣の歯を削らずに治療することが可能

・やり直し可能、治療前に近い状態に戻せる

・術後の修正や補修ができる

・ほかの治療に変更可能

・入れ歯のように出し入れ不要

以下に該当する方はご相談ください

  • 歯が1本だけ抜けている。または抜歯しなければならない
  • ブリッジを装着するために歯を大きく削ることに抵抗がある
  • 入れ歯を入れたくない
  • インプラント治療に疑問を持っている

セルフチェック

ダイレクトブリッジは治療できる場合とできない場合があります。

治療できる状態と、治療できない状態を簡単に記載しました。

ダイレクトブリッジを検討されている方は是非ご活用ください。

適応できる可能性がある歯

〇 下顎前歯

〇 上顎前歯

〇 上顎第一小臼歯(4番)

〇 上顎第二小臼歯(5番)

 

△ 上顎第一大臼歯(6番)

△ 下顎第一小臼歯(4番)

適応できない

× 下顎大臼歯(6・7番)

× 下顎第二小臼歯(5番)

× 一番後ろの歯(7・8番)

 

隙間が広い場合や、負担が大きい場所であるほど外れたり壊れやすいです。


デメリット

  • 外れたり、破損する可能性が高い
  • 欠損が大きい場合に施術できない
  • 咬合に異常がある場合に施術できない
  • お口の状態次第で施術できない場合がある
  • 1回の治療時間が長い
  • 隣の歯に接着させる

 

注意事項

ダイレクトブリッジは確立された治療方法ではありません。

治療後に修正や修理を伴うことがあります。

場合によってはダイレクトブリッジを取り外し、ほかの治療に変更することが想定されます。

 

患者さんと医療従事者とが協力し合うことが大切になります。

そのため、お互いの信頼関係を形成できることがとても重要です。

 

神経過敏な方、意思疎通が難しい方、こだわりの強すぎる方、少しの変化でも気になってしまう方など

お口の中の状態が適応症例であったとしても、歯科医師が信頼関係の形成が難しいと判断した場合は施術をお断りします。どうかご了承ください。

参考症例

ダイレクトブリッジの失敗と修理
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歯根破折歯を使ったダイレクトブリッジ
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インプラントを断られた方へのダイレクトブリッジ
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ダイレクトブリッジの治療方法
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下顎前歯へのダイレクトブリッジの治療方法
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保存に失敗した後にダイレクトブリッジに変更した症例
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1日でブリッジを装着した歯根破折の症例