INJECTION MOLDING TECNIQUE

インジェクションモールド法について

 事前に準備した型枠の中に、高強度インジェクタブルレジンを注入して歯の形を作る治療方法です。アメリカのダグラス・テリー先生が20年以上前に考案し、諸外国で普及している治療方法です。工業製品で幅広く普及している射出成型を応用した治療方法です。以下のリンクから治療方法の詳細が確認できます。

 今までのコンポジットレジン治療は口の中で歯の形を造る技術が必要でした。そのため歯科医師のセンスと技術に依存する治療でした。インジェクション モールディング テクニックを応用することで、歯冠形態の再現が容易になります。インジェクションモールドにコンポジットレジンを注入して歯の形を作るため、治療時間の短縮につながります。しかし、射出成型後の調整が難しいため、臨床経験が必要になります。未だ確立された治療方法ではないため、多くの臨床家や研究機関などで改善が進められています。日本では保険診療の制約があり、まったく普及していません。

 

当院ではインジェクション モールド テクニックを以下の治療に応用しております。

・ダイレクトクラウン

・ダイレクトブリッジ

・ラミネートベニヤ ダイレクト

・オクルーザルベニア オーバーレイ